Still The One ~今でも大切な人~

こうして私達は校長室を後にした。
校長室を出たら、生徒の話し声が聞こえて来た。もう、生徒が登校する時間帯だもんね。

「あ、山本君…!一応職員会議では報告するけど、生徒には内密にするように頼むから2人とも黙ってなさい。」

「はい。」

お腹が目立つまでは隠し通せたとして、
お腹中が大きくなってきて臨月になったらどうしよう…。高校はちゃんと卒業したい…。
その時はまた校長先生に相談しようかな。
いつまでも隠し通せる物でもないしね。

「じゃあ、体に気をつけてな。体調悪くなったらすぐに言うんだぞ?」

「はーい!」

こうして私達はそれぞれ職員室と教室へと向かった。さっそく彩海には話さないといけないけど…。どこからバレるか分からないから絶対学校では話さないようにしよう。

「あ!真彩ー!おはよう!」

「おはよう…!」

「どうなったの…?」

周りの目を気にして、小声で聞いてくる彩海だけど…。

「ごめん彩海。どこからバレるか分からないからこれからの事情は家で話そう?」

「分かった…!学校では普通にしてるね!」

先生と私の関係を知ってるのは彩海だけ。
私が妊娠してるって知ってるのも彩海だけ。