Still The One ~今でも大切な人~

「真彩。何ボーッとしてんだ?今日は校長に挨拶しなきゃなんだから行くぞー」

あ、そうでした。
何よりも今日が大切でした。
今すぐ学校退学させられるかな…
先生だって…教師辞めなくちゃならなくなるとかならない…よね?

「はーい!」

先生の車に乗って
学校へと向かった。
いつもより早い学校は、生徒の姿は全く無くて2人で登校しても良さそう。

「よし。行くぞ。」

校長室の前までやって来て
先生がノックをした。

「はーい。どうぞ。」

いつものように明るく返事をする校長先生。

「朝早くからすみません。山本です。」

「おぉ!山本君か!どうした?」

校長先生50代だって言うのは聞いたことある。でも、全然もっと若く見える。サーフィンが趣味らしくて、夏は真っ黒になってる。

「隣にいるのは…片桐だな?」

「はい。」