それと、リク。


甘えろって言われて甘えられないよ。


でも、好きって言うだけでいいんなら頑張ってみる/////


私は手紙をそっと綺麗に折った。


するとカウンターからリクが勢いよく立ち上がった。


「ちょっと行ってくるわ。」


「うん。・・・・・・・行ってらっしゃい。」


するとリクが突然立ち止まって私を見る。


「美紅。ありがとな。・・・・・こんな俺を好きでいてくれて。」


私は恥ずかしくなって顔が赤くなる。


そしてこくこく頷くと、


「私こそ、・・・ありがとう、リク。・・・大好きだよ///// 」


恥ずかしいけど、これが私の精一杯。


リクはニッと笑って店を出た。


あぁー、これでいいんでしょ?


魁音。


私は立ち上がってカウンターに入る。


雫が帰ってくるまでにご飯作んなきゃ。


みんなきっと疲れて帰ってくると思うしね。


魁音。


任せて。


それと、ありがとう。