俺よりも、よっぽどお前の方が凄いよ。


魁音、自信持て。


それと、雫のこと仕方ねぇから面倒見てやるよ。


きっと雫が落ち込むとしたらそれはお前のせいだぞ。


・・・・・・・・・・・なんてな。


分かってる。


お前が何を考えていたかくらい。


好きな奴に悲しませたくねーもんな。


はぁー、仕方ないから行くか。


「ちょっと行ってくるわ。」


「うん。・・・・・・・行ってらっしゃい。」


美紅にそう言って店を出ようとする。


俺は1歩立ち止まって美紅を見た。


「美紅。ありがとな。・・・・・こんな俺を好きでいてくれて。」


美紅はポッと顔を赤くして頷いた。


「私こそ、・・・ありがとう。リク。・・・大好き、だよ /////」


俺はニッと笑って店を後にする。


今頃泣きまくってんだろーなー。


俺は雫がいる病室に向かって走った。