そして、最後にリクにお願いがある。


俺はもう雫の側にいてやれないから、俺ができなかったことをリクにやってほしいんだ。


もし、雫がプロになるのを諦めそうになったり、俺のことで立ち上がれそうに無かったら、リクが声を掛けてやってください。


リクの言葉はきっと雫の心に届くから。


そして、リクは音楽業界でも名前が知り渡って来てるでしょ?


だから、ちょっとでいいから雫をプロの世界に入れられるようにして欲しい。


簡単に言えば、宣伝ってこと!


すぐにでも雫の声をこの世界に広めたいから。


リクにしか頼めないことだから。


死んだのにまた迷惑掛けるけど許して。


リク、


リクは俺の憧れだよ。


ありがとう。


またギター弾こうな!!


魁音

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お前は結局最後まで雫かよ。


俺からしたらもっと自分大切にしろよって思うけど。


でも、最初に会った時からお前は周りしか見てねぇーよな。


自分よりも周り大切にする奴に憧れなんて言葉使うなよ。