そうじゃないと、きっと魁音に怒られる。


だって怒られてるの目に浮かぶもん。


「ふふっ、あははは!!」


魁音の面白い顔を思い出したら笑ってしまった。


はぁー、これでもう大丈夫。


魁音、私強いでしょ?


もう、立ち上がれるよ。


今から違う私になるよ。


見ててね。


「リクさん。ありがとう。私、・・・・・・お願いしたいことがあるの。」



「あぁ。なんだ?」


「後で言うね。・・・・それと、美紅さん。私に喝入れてくれてありがとう。やっぱり美紅さんカッコイイね!!」


「そうでしょ?当たり前よ。」


「ふふっ。それと、智兄。・・・・・智ありがとうは何だろ?」



「おいおい!俺は何もなしかよ!?」


「嘘だよ!!・・・・・・私のお兄ちゃんみたい。そうやって接してくれてありがとう。」



「あぁ。こちらこそ、大事な弟がたくさん逆鱗に触れたようで。」


「ふふっ!・・・それはもういいの。魁音の優しさだって知ってるから。」


私は立って、3人の顔を見た。


「たくさんありがとう。・・・・・・私頑張るね。」