「全く、お前の頭ん中は雫しかねーのかよ。」


「そーじゃないけど。」


「ふーん。・・・・・・・ていうか、さっきから何書いてんだよ。」


俺はノートを開いて思いついた言葉をメモした。


「秘密ー。リクには後で教えるから。」


「ふーん。別にいいけどー。あとさ、1つ気になったんだけど。」


「うん。なに?」


「お前、入院してること雫に言ったのか?」


「・・・・・・言ってない。俺さ今めっちゃ話してるけど、・・・・・・・分かってるんだよ。後、少しなんだって。だから、そんな俺の姿雫に見せたくないし。」


リクは俺の顔を見てはぁーっとため息をついた。


「分かったよ。言わないでおくわ。でも、なんかあったら呼べよ。」



「ん。・・・・じゃあ、またね。リク。」


「あぁ。またな。」


そう言って病室を出ていくリク。


俺はパタッとベッドに寝転んだ。


座ってるだけでもきつい。


俺の身体はもうそこまできていた。