「あっ、俺?・・・・・俺は入院してたから補習だけでテストは無いよ。」


「そーなの?私は12月の始めにあるから、テスト終わったらすぐに行こ!!」


「うん。いいよ。それまでは計画立てておかないとね。」


「うん!!うゎーー!楽しみ!!」


私が笑うと魁音も笑った。


でも、心なしか魁音の笑顔が本当の笑顔じゃないように見える。


気のせい、だよね。


「よし!!そろそろ片付けるぞー。ほら、智哉手伝えや!!」


リクさんが片付けを始めて、私も手伝おと席を立つと、魁音に腕を引かれた。


「魁音?どうしたの?」


お店の外に連れられて来た私。


魁音は何でか顔が赤い。


「・・・・・あのさ、一緒に写真撮らない?別に嫌なら、いいんだけど。」


写真?


それを言うためにずっとタイミングをはかってたのかな?


そう思うと笑ってしまった。


「あはははは!可愛いー!魁音ー!当たり前でしょー?」