「そうなんだ、似てるね。ここは2人で住んでるの?」 私がそう言うと男は薄笑いを浮かべ 「兄貴は去年死んだ」 静かな部屋に響く男の声 その声から悲しさや悔しさが込められていて、とてもじゃ無いけど笑えなかった 「そう、なんだ…ごめんなさい」 「そんな顔すんなよ…」 どうしてだろう こんな時なのにこの男の事をもっと知りたいと思ってる自分がいる 何に悩んでいて、何を思ってそんな顔をしているのか… そんな事を考えていると、ポロッと呟いてしまった 「何が…あったの?」