「それにしても、藤井さんが処女ではなくて残念だ。 藤井さんの処女を奪った男を厳しく罰してやる」 赤木さんはぶつぶつ呟きながらデスクに帰っていった。 そしてその後、岡部君に凄まじく当たり散らしていた。 そんな赤木さんには申し訳ないが、あたしは身も心も淳太君のものだ。 今ではあの最悪な初体験の記憶すら愛しいほどに、淳太君に触れたいと思ってしまう。 だけど、あんな風に抱かれるのはもうごめんだ。