「周さんの場合、アストラルの空間に敵を巻き込ませ一生出れなくすることが多いかな。
もちろんその中で殺すのだけど……
情報収集のためにとらえたまま催眠なんかを使うときもあるよ。」
燐は使い道があまりないといったことを思っていたが、周を侮辱しているわけではない。
「でも、空間はアストラル以外にたくさんあるよ。
宇宙のように空気が存在しない
エアレスワールド (空気のない世界)
空間を支配し、繋げたり、切ったりする
スペースワールド (空間の世界)
時間が止まり静寂で真っ暗な空間
クワイエットスペース (静寂な空間)
重力が存在し、制御する空間 (と悪魔)
グラビティドミナシオン (重力支配)
とまあ、色々あるんだけど
周さんはこの4つも使いこなす空間のプロフェッサーだよ。
でも、使うにも条件や魔力も必要で
流石に人命救助と魔獣との戦い両方で魔力がつきたみたいだけど、、
でも、すごいだろ!うちの師匠!」
ニヒヒと周を自慢するアーミャはそれだけ尊敬もしているのた。
「いや、普通にやばいだろそれは」
カインや堺人は冷や汗をかく。
この世にいくつもの強力な空間を操る者がいようとは、グリムズ恐るべしだ。
「話が脱線したけど、燐とアーミャ、僕もアストラルをよく知ってるわけだからなんとか行けるね」
堺人は苦笑いをやめて、断言した。
それに強く頷く燐とアーミャ。
「さて、常連はだいたいこれぐらいですかね。」
紅葉はノートを閉じて言った。
他にもあるが、主としてはこの4つだろう。
「……てかさ、中等部からって俺らと煉晴の紅葉の幼馴染みだけか?」
カインはノートをパラパラとめくりながら不思議そうに見る。
「えーと、たしかあと、2、3人いるみたいですよ。
あの、流煉魔法戦闘科学園校には高等部と中等部の1年生しかいないため中には中等部の子もいるみたいです。
その他の学校からはいませんね。」
流煉魔法戦闘科学園校という言葉は皆知っている。
新設校がいきなり代表になるとは…と驚いているのだから。
「その学校に関しては何かないのか?」
カインか聞いたが紅葉は首を横にふる。
やはり、新設校であるため情報が少ないのだろう。
「そうか……まぁそうだよな」
カインは ウーム と考える。
「それに関しては僕と陰が教えるよ」
突然、窓辺からそんな声が聞こえた。



