才華龍学院 Ⅱ


「えっ……周……って学院内代表選の時に亡くなっ「柳!」」

柳が少し驚きそう口にしてしまう。
それを紅葉が制止ようとしたが遅かった。

それはアーミャに聞こえていた。

「そうだよ……フィルウェン王国で死んじゃった人だよ」

アーミャは涙目で言った。
だが、涙は流さない。

『蝶、あなたは周りを明るくするムードメーカー。

でも、涙もろく感情的だね。

そんなに感情移入してたら自分が死んじゃうよ?

涙目になっても用意に流したらダメだよ?
これは、約束。

大切な仲間が死んでも戦場では感情を出さない、全てが終わってから流しなさい』

流石に周が死んだときは代表選が終わったあとだったためか、涙を流してしまったが、これが最後だ と心に決めたアーミャは涙を流さない。

この始まっていない戦場が全て終わるまで
は…

アーミャは涙袋にたまった涙が乾くのがわかってようやく口を開いた。

「うちのもう1人の師匠 周さん は孤児。

コードネームの最初にあるアルスやサーインはグリムズの地区を表すけど

アルスは孤児の地区。だから、楓と薬のコードネームもアルスがつくんだ。

周さんの特著は黄緑色の2つくくりにした髪に水色の瞳をしている。

だけど、それは周さんが隠している姿。

本当の姿は……

藍色のふわりとした髪を2つくくりして、
瞳は青色と黄色のオッドアイ……

月館 瑠唯って人と一緒なんだ…髪の色も瞳も」

アーミャの声はどんどん小さくなっていく。
それは、瑠唯と同じ色だからで、周からは何も聞いていないから

「まぁ、グリムズには人に知られたくないことをもつ者の方が多いからね…

でも、これでわかった。アストラルを使う者は藍色の髪に青色と黄色のオッドアイ」

そこで、堺人たちはそれぞれ目を合わせた。

そうなると、楓と紅葉のように兄弟だったりするのではと考えたが燐がそれはすぐに否定された。

「周さんは フィール王国 生まれ。

フィール王国は鎖国で有名の国で、国外の者と結婚、お付き合いした場合、国を追及。

だから、生まれる子供の髪や瞳の色は全員一緒のはずなんだけど……」

燐は自分で作った液晶画面に、周とフィール王国の人を写し出した。

フィール王国の髪は黄緑色、瞳は水色。

この世界は魔法の世界。
もちろん、個人のもつ能力で髪や瞳の色は変わる。

個人だったら、呪いを持つ者の瞳は赤色に六芒星が描かれる。

国規模だったら、毒使いカーシャ国の森林のような瞳だ。

「でも、フィール王国はそれを許さない。
だから、グリムズに来る孤児の半分はフィール王国出身。

そのフィール王国出身の周さんと月館 瑠唯との関係は全くない。

だから、アストラルを使うことができる者の特徴だと推測ができる。」

なるほどね とカインは納得した。