「……やっぱりすごいなぁ」
燐は フム と何か考えながら見ていた。
黒森都市で戦ったが、四神の得意とする魔法は見たことがない、しかも
「朱里が一番謎だな。どっかの誰かさんが瞬殺しちゃったからなぁ」
「うっ……」
カインの言葉に燐は ギクッ と肩が縮まり目をそらす。
「だって、先が読みやすかったしめんどくさかったから早く終わらせようと思って……」
少し ムスッ とする燐。
まぁ、戦いなのだから瞬殺して仲間のフォローに行くのはいいことなのだ。
「でも、今回はそう簡単には行かないと思う。
まず、あのときにいた廿楽姉妹と代わって異名もちだ。
月ヶ瀬では異名を持つ人は学院でも上位10までの人しかいない。」
堺人は一旦きる。
それはどの学校でもそうだろうが異名がつくのは大抵強い者、あるいは特別な能力を持つ者がほとんど。
「1位~6位が文夜さん、瑠唯先輩、四神で、
小隊ランキングも1位を渡したことがない実力小隊。」
才華龍学院では、好きに小隊をつくれるのだが、月ヶ瀬では順位と相性で勝手に作られる。
1位~6位が1つの小隊になるのが普通と言われる。
が、必ずどこかの順位者が人間関係などでついていけなくのが普通でもある。
そのため、今の文夜たちの小隊は希に見るのだ。
「文夜さんはさっきも言ったとおり、夜に強く危険という文字が異名に入るほどの強者
あと瑠唯先輩。この人のことはよく知ってる。
異名の“アストラル”だけど、瑠唯先輩はある異次元空間に飛ぶことができるんだ。」
堺人がそこまで言って燐は気がついた。
「それって……次元空間を開いた者はその空間内だけ空間と空間を行き交う言わば、瞬間移動ができる……
その空間は星のように光輝き、その輝き1つ1つが別の空間へと繋げるゲートのようなもの……
その次元空間についた名が…
アストラル(星の世界)……」
燐は少し驚きと恐ろしさを表情にだし、言葉を繋げた。
それに堺人は頷く。
「そう、アストラル…
瑠唯先輩はそれを操る人で、この世界で唯一使える人でもある…
って言ってもグリムズではどうかは知らないけどね。」
堺人は苦笑いで言う。
だが、燐とアーミャは目を合わせ少し困り顔。
「どうした?」
それに気がついた柳が声をかけると、燐はアーミャをもう一度見た。
「言ってもいいんじゃない?」
アーミャは はぁ とため息をついた。
「その…」
燐はいいずらそうにしていると 「ああ!もう!」 とアーミャが落胆する。
「その、アストラルを得意とする人がいたんだよ!」
アーミャは少し強めの口調でいった。
いつもの軽い口調とは違う口調に驚く。
「どっ、どうしたんだ……アーミャ」
流石のカインも驚く。
どうやら、カインでも理由は知らないらしい。
「……はぁ、ごめん感情的になった。」
アーミャは謝り、続きの言葉を言った。
「アストラル……その世界を支配してた人物…うちのもう1人の師匠 アルス 5 周の得意能力なんだ」



