「よっしゃ!全員1コースから5コースまで並ぼうぜ!」 「何すんだよ大地」 「デッキブラシで競争だ!」 先程からテンションの高い二人は、更に大きな声をあげた。 茹だるような暑さに負けそうな私達を楽しませようとする彼は、やっぱり凄い。 「いいかフライングは反則だからな!」 「あいあいさー!」 日向君の隣に立つ葉月君が敬礼のポーズをとった。 「いくぞー。位置について、よーい・・・ドンッ」