放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。




二年連続の決勝に生徒だけでなく、教師達も盛り上がっているようだった。


もうあれから一年経つのか~・・・。


神谷先生が教卓の前に立ち、聞きなれない国の名前を言っているのを聞きながらそんな事を思っていた。




「先生、時計進んでません?」



誰か一人の生徒がそういうと、全員が教室の前に付けられている丸い時計に視線を送る。


神谷先生は自分の腕時計で時間を確認すると、本当だ、と呟いた。




「せんせーい、もう終了時刻なのでもう終わりましょー」

「馬鹿野郎。あれは間違ってんだよ。後で事務室に出しとかないとだな~」



4時10分で止まっている短針と長針。

そんなことよりも、この眠たい午後の授業が早く終わって欲しかった。