放課後4時10分、校舎5階で君を待つ。

試合は平行線のまま、ハーフタイムを挟み後半に突入した。

そして残り時間わずかの所で。







「キャ――――っ!!!!」



試合が動いた。


耳が痛くなるほどの黄色い声が、まるで悲鳴のようにスタジアムに響き渡る。

それとは間逆に今、私達の応援席は落胆の声があちらの歓声に埋もれていく。



「・・・」


しかし、すぐに先程よりも大きな声援が飛び交う。

まだ、誰も諦めていないのだ。



「お願い・・・勝って・・・っ」



莉奈が小さく呟いた。

もう少しでロスタイムに突入する。

それが何分かはまだ分からない。

ポケットに入ってる、日向君がくれたストラップをギュッと強く握り締めた。