「あ、C組」 気が付いた莉奈が声にだす。 すれ違うと同時に、ほんの数秒だけC組の車内の様子が伺えた。 「・・・、」 男子が陣取る後ろの席で、案の定日向君は男女問わず楽しそうに車内を盛り上げているように見えた。 こちらに気が付く様子は無い。 ・・・日向君と同じクラスだったらよかったのにな。 なんて思ってもしょうがない。 「次はーっと、」 修学旅行はまだまだ、これからなのだから。