あの日

確かに 僕は

君が煙になって

空へと登るのを

ちゃんと見届けていたはずなのに




僕の奥の方では

まだ 君が残した 種火が

高温のまま、くすぶって

決して昔のように炎をあげることはないけれど

今でも僕の胸を焦がすよ





ちゃんと君じゃないものも沢山愛せてるさ


心配はいらないよ




でも 君が残した 種火は

高温のまま、くすぶって

決して昔のように炎をあげることはないけれど

今だに僕の胸を焦がすよ










今でも君を愛しているから






【#723  requiem】