で、今に至る

私の横にはポプリがピッタリくっ付いていた
ドレスを脱いだ私は肌着の薄いワンピースしか着ていない
冷えた私をポプリが温めてくれてたらしい


「ありがとう…ポプリ」


ポプリを撫でて立ち上がる
ココは川辺…
ココにいたらまたあの騎士に捕まるかもしれない

明るくなる前に逃げなきゃ

足をかばいながら歩く
とりあえず、森の中に逃げよう
森の中なら隠れる事が出来る

ポプリが私に乗るように促すが…


「ごめんね、ポプリ…足が痛くて乗れないの」


私の言葉が分かったのか、ポプリは私の速度に合わせて一緒に歩き始めた

私はポプリを支えにゆっくり森の中に入っていった