「どこに行ってたの?」 「裏に、花摘みに行ってたんだ。愛紗がどうしても明星にあげたいんだって」 ふと愛紗の方を見ると、愛紗はシュンとしていた 「愛紗、怒ってないよ?大丈夫」 そう言うとぱあっと笑顔になった。……かわいいな! 「ただ、心配しただけ……これからはちゃんとどこに行くか言ってから出てね?」 「うんっ!」 もう、大切な人は失いたくない。