「こ、光都っ、」 二人きりっていう理由か、 「ん?」 それに加えて夜だからって理由か、 「っ…ほ、ほんとにっ…大丈夫だからっ!」 それとも、 「大丈夫じゃねえから」 手を繋がれているからか 「……っ!」 声も手も足も震える。 「ちょっ!なんでっ……」 意地悪をする子供のように笑ってるのに、どこか真剣な目で私を見ながら、指の間に指を絡ませてくる…… 「ちょっ!光都っ!?」 いわゆる、恋人繋ぎ。 心臓がほんとにもたなそう……