「……けど、誠也さんに会ってもどんな顔したら…」 今までにないくらい不安そうな顔をする明星に、俺は我慢出来なくなって 「お前が、また人を信じたいって思えた…好きになったやつの兄貴だろ?それに、そんな心配しなくても大丈夫だって!」 自分の胸の苦しみを見ないふりして、そう言って、頭を撫でた。 それに、明星は笑顔で頷いたから良かったと思う。