目を覚ますと、今度は光都もいて、……校長もいた。 また、あの夢か… 「……あ…」 「何も話さなくていい。」 あたしの声を遮ったのは、光都だった。 「頭が……っ痛むんだろ?」 何も知らないのに、知っているみたい。 「れい、か……」 「ん。美思、光都?二人にしてくれるかしら?」 校長がそう言うと、2人は出て行った。 「明星。きちんとふたりで話す時が、来たみたいね」