ある日の放課後だった 「こうちゃん!」 唯愛が珍しく俺のクラスに来て俺を呼んだ 「どした」 「あ、あのね?今日一緒に帰れる?」 唯愛の身長は158cm 俺の身長は185cm 必然的に、俺のことを見上げる唯愛が、ものすごく可愛かった 「……ああ。いいよ」 この時、奏風がなにか言いたげに見ていたことに、気がつかなかった