「由紀!ちょっとこっちに来い!!」


「はっ、はい!!」


小林先生に呼ばれて私はステージに向かって走る。


私なにかしたかな・・・・・・



ちょっとだけ不安になる。


先生の元へ行くとなぜかニヤッと笑っていた。


「お前、前よりも格段に良くなったな。東吾のおかげか?」


「はい!!東吾に色々アドバイスしてもらってます。」


「最近、東吾も周りを良く見えるようになってきたし。お前も東吾にアドバイスしてたんだろ?」


えっ、何で先生知ってるんだろ。


「お前ら本当に仲いいからなー。見てれば分かるよ。それで、ここからが本題だ。由紀、お前、次からスタメン入れ。」


・・・・・・・・・・・え?



「えっと、今スタメンって言いました?」


「あぁ。今のお前ならいいんじゃないか。後でキャプテンにも言っとくから。とにかく、東吾と同じだ。補欠で入って、たまにスタメンとして入れ。いいな?」


「はい!!ありがとうございます!!」


先生にお辞儀して、走って東吾の元へ走る。


1番に東吾に知らせたい!!