2人が仲良くなるのは私も嬉しい。


3人でわいわい話していると担任の先生が入ってきてホームルームが始まった。


「えー、明日委員会とか決めるからなー。部活の方も考えておけよー。」


文化祭実行委員とか、高校生らしいことやってみたいな。


挨拶をしてみんなそれぞれ帰りだす。


「ねぇねぇ、私ね、生徒会に入ろうと思うんだ。」


奈乃香が突然言い出した。


この学校の生徒会は自分で希望して先生から了承されればなれる。


だから、部活に入らなくても大丈夫。


「生徒会!?・・・・・奈乃香なら、出来そうだね。面倒見がいいし!」


「本当!?じゃあ今から生徒会室行ってくるね!!善は急げじゃん!?」


「うん。私も適当に見てくるから。行ってらっしゃい。」


そう言うと奈乃香は生徒会に向かって走っていった。


私はどこ回ろうかなー。


考えていると隣にいた東吾に声をかけられた。


「由紀?部活見学行かない?」


「あっ、うん。いいよ。・・・・・バスケ?」


「うん。もちろん!」