次の日から私はみんなの練習を見るだけになってしまった。


暇すぎて何も楽しくない。


ただ体育館の端に座っているだけ。


休憩になると男子も女子もタオルを取りに来たりして私が座ってるのが邪魔になる。


私は急いで避けようとするけど、上手く動けない。


すると、隣からスッとう手が伸びてきた。


「ほら、手伝うよ。」


東吾が手伝ってくれた。


周りのみんなも声をかけてくれたりして、その優しさに泣きそうになった。


すると、小林先生に呼ばれて私は東吾に手伝ってもらいながら教官室に向かう。


「はい。何ですか?」


「お前その足で歩くことのは辛くないか?」


「えっ?あ、まぁ、歩くのは大丈夫です。」


「そうか。実は、今いる男子のマネージャーが転校することになってな。誰もいないんだよ。だから、お前、夏の間だけ臨時のマネージャーになってくれないか?」


マネージャー!?