白桜に文句を言われて、紅亜は不承不承の体で「はーい」と言った。 ――白桜。どうしてかすぐの女の子だと『わかった』人。その秘された本性。 真紅は、拳を作った。 「私からも、白桜さんにお話、ある」 「真紅ちゃんっ?」 その言葉に、隣の架が勢いよく振り向いた。 「ママ。白桜さんとだけ話したい。少し、待っててもらってもいいかな?」 紅亜は、しかし渋い顔を崩さなかった。 言外に白桜の言葉を肯定された架も、眉をしかめている。 「いんじゃないのか?」 呑気に言ったのは黒藤だった。