白桜の一声に、二人がこちらを見た。だが、架が言い募る。
「いや白桜さんのことでしょう。女性……なんですか?」
ちっと、白桜が舌打ちをした。……白桜、話を逸らす気だったな?
「黒が言わなきゃバレなかったものを……」
「俺も他言しないことはお約束します」
「わ、私も」
架につられて、真紅も言った。すると白桜は、ふう、と息を吐いた。
「その通り。俺は元来は女だ。だが、男として生きていく。それ以上の詮索は無用と願いたい」
言い切った白桜だが――
「将来的には俺の嫁に
「涙雨ごと燃やすぞボケ」
『!』
言い切った白桜に、真紅の肩の上で涙雨がぷるぷる震え出した。
……この可愛い式にとんだとばっちりを。
そしてはっきり言ったね。『嫁』って。



