(……色々) 「白ちゃん、真紅ちゃんにばれちゃったの?」 するりと聞こえた声は、母のものだった。 「ママ⁉ えっ、ここって他の人、入れないんじゃ……?」 白桜は、他人に聞かれては面倒だからと、結界とやらを張ったらしい。 気づけば、遠くを歩いていた学校の生徒も、姿を消していたのに。 「無能だとは言っても、少しは学んだわ。私は結界を張ることも壊すことも出来ないけど、這入(はい)るくらい出来るわ」 紅亜は、にっこり笑った。 「紅亜、様……?」 架が呆然と呟く。