「戸締りしっかりしろよ?」 「うん」 「また困ったことあったら、いつでも彼氏役やってやるから」 「あはは。そんなことそう起きないよ」 「そうか?」 「そうだよ。ほんとにありがとう。黎も戻り、気を付けてね」 「ああ。………」 ふと黙ったかと思うと、黎の指が真紅の肩にかかった髪をはらった。