好きになった人は吸血鬼でした。ーさくらの血契1ー【完】



式とか使役というのなら、動物ではないのだろうか。


まじまじと小鳥を見つめていると、黒藤が笑った。


「真紅。涙雨が恥ずかしがっている」


「え? ごめんなさい?」


「取りあえず、架が俺のこと知ってるから、怪しい奴ではないだろ? 今の話も、総て受け容れられなくて大丈夫。おいおい理解していってもらうことにはなるが……」


「若、真紅ちゃんに小路への理解を求めるのなら、もっと早くに話すべきだったのでは?」
 

架の提言に、真紅も肯いた。


リミットが誕生日だと言うのなら、その三日前というのはいきなりすぎではないか。