チカチカ光るネオンが派手な繁華街を、一人で歩くのは寂しい。
友達とか彼氏とかと一緒に歩きたかったな。
無意識に早足になっていた私は、颯爽と繁華街を抜け、気がつけば神雷のテリトリー内に足を踏み入れていた。
だんだんと洋館に近づいていっている。
どうしよ、やっぱ引き返して今日は行くのやめとこうかな……。
元々、義務じゃないしね。
それに今日の私は疲れてるし、眠いし、気持ち的にのらないし!
うん、やめておこう!
さあ、帰ろう!温かな夕飯が待っている!
あくまで現実逃避がしたくて、方向転換すると、少し後ろにいたそいつらと目が合ってしまった。
「は、ハロー、桃太郎」
「……はぁ、はぁ。よ、よお、新入り……はぁ、はぁ」
「それと、副総長も、こんちは」
「お前も洋館に行くんだろ?道ならこれで合ってんぞ」
いや、あんたら何してんの?



