BAD & BAD【Ⅰ】






チカチカ光るネオンが派手な繁華街を、一人で歩くのは寂しい。


友達とか彼氏とかと一緒に歩きたかったな。




無意識に早足になっていた私は、颯爽と繁華街を抜け、気がつけば神雷のテリトリー内に足を踏み入れていた。




だんだんと洋館に近づいていっている。



どうしよ、やっぱ引き返して今日は行くのやめとこうかな……。


元々、義務じゃないしね。



それに今日の私は疲れてるし、眠いし、気持ち的にのらないし!


うん、やめておこう!

さあ、帰ろう!温かな夕飯が待っている!



あくまで現実逃避がしたくて、方向転換すると、少し後ろにいたそいつらと目が合ってしまった。




「は、ハロー、桃太郎」


「……はぁ、はぁ。よ、よお、新入り……はぁ、はぁ」


「それと、副総長も、こんちは」


「お前も洋館に行くんだろ?道ならこれで合ってんぞ」




いや、あんたら何してんの?