放課後。
私は家に帰ってブレザーを脱ぎ、学ラン姿に着替えた。
今日もばっちりきまってるね、自分。
かっこよすぎて目眩がするよ。
「はぁ~~」
そうやって、自分で自分の気分を盛り上げても、あまり効果はなかった。
昨日、神雷のたまり場を去る時に、師匠に言われちゃったんだ。
『ここに来れる日は、できるだけ顔を出してくれたら嬉しいな!』
師匠の神々しい笑顔を前に、私は反射的に頷いてしまった。
まるで小学生みたいな、あの純粋な瞳でああ言われちゃったら、断れるわけがない。
断れる奴がいたら、顔が見てみたいよ。
どんなに悪党な奴でも、できないだろうさ。
それくらい、師匠は良心の塊でできているような人なんだから!
「仕方ない、行くか……」
髪をひとつにまとめた後、嫌々ながらも洋館へ向かった。



