どうして、そんな辛そうに言うの? たかやんらしくないよ。 「もしかして、たかやんって不良嫌い?」 「嫌いだったら不良になんかなってねぇよ」 たかやんに冗談っぽく返されて、余計に心配になる。 だったら、どうして息苦しそうな表情をしてるの? 「……ただ」 「ただ?」 「ちょっと、最悪なことがあっただけだ」 最悪な、こと? ……あぁ、なるほどね。 そういうことか。 「うんうん、辛いよね」 私はたかやんの肩に手を置いて、慰めの言葉をかける。 たかやんは状況が読めてないのか、眉尻を上げた。