BAD & BAD【Ⅰ】






そして、キーンコーンカーンコーン、と1時間目終了のチャイムが鳴り響いた。



廊下に立つというつまらない時間からようやく解放され、グッと伸びをする。


すると、教室から小泉パパが出てきた。



「お疲れさん」



小泉パパの含み笑いに、口を曲げる。


ほんとだよ。

超超超疲れた!!



「立ってるだけってのも、なかなかきついもんだろ?」


「それわかっててやらせたの?」


「まあな」



何もすることがなくて暇だったよ。



……あっ、そういう暇な時こそ、寝てればよかったんだ!


立ちながら寝れる技術を身につければ、どこででも眠れるし。



私としたことが無駄な時間を過ごしてしまったあああ!!




「そういえば、幸珀も神雷に入ったんだって?」


「真修から聞いたの?」


「あぁ。すごく迷惑そうにしてた」


「ははっ、やっぱり」



立場が反対だったら、私も嫌だもんなぁ。