「そっか、やっぱり幸珀は神雷の一員になっちゃったんだ」



スマホの画面を眺めながら、笑みを漏らす。



「幸珀の親は神雷の先代だし、幸珀自身も昔不良の世界に片足つっこんでたから、いつか関わるかなと予想してたけど……」



定期報告を頼んでおいてよかった。


視線でメール全文を2回なぞってから、スマホ画面を閉じた。





「先に指示して正解だったな。邪魔者は1人でも多く排除しておかないと、ね」