「それで、いつ副総長が登場するの?」
「……お前と話してると、ほんと疲れる」
「ほ、褒められてる?」
「どう捉えたらそうなんだよ!!」
私と話していると、エネルギーを消費するんでしょ?
それくらい、私との対談に熱くなってくれてるんでしょ?
ほーら、褒めてるんじゃん。
てか、疲れるのは勝手だけど、語り出したのはそっちなんだからね?それを忘れないでよ?
「話戻すぞ?――ある日の放課後に、勇気出して『もうやめてくれ』って言ったんだ」
「おぉ、すごいじゃん。頑張ったね」
「でも、それが俺をいじめてた奴らの怒りに触れたらしくて、暴力を振るわれそうになったんだ」
短気な奴らだねぇ。



