「あははっ、そっか、そっか!」 今回の定期報告は、笑わずにはいられない。 「幸珀は神雷を抜けたのか。よかった。幸珀、君は正しいよ」 そのまま神雷とは関係なく過ごしてくれたら、幸珀が彼に“また”恋に落ちる可能性も潰せる。 まあ、そう簡単に切り離せはしないだろうけれど。 ただ、念には念を。 『指示は続行。次回の報告を待ってるよ』 それだけ打ち込んで、返信した。