BAD & BAD【Ⅰ】





桃太郎は私と会話することに疲れ果て、ガクッと膝から倒れこむ。


そんな桃太郎の肩に、たかやんがポンと手を置いた。




「お前の辛さはよくわかるぞ」


「た、鷹也!お前、すげぇな。あんな奴をずっと構ってやれるなんて……。俺には無理だ」


「バカの相手は大変だよな」


「新入りのバカさ加減にはついていけねぇ」




「おい、お前ら。本人の目の前で悪口言うな。殴られたいのか?あ?」


堂々とディスりやがって。

泣くぞ、こら。




「十蔵寺剛の家くらい、誰か知ってんでしょ?訪問するメンバー決めたらすぐ行くよ」


「本当に行くわけー?」


「弘也ビビッてんの?」


「呆れてるんだよ」




どこに呆れてるのかさっぱりだわ。



行動するなら、早い方がいいに決まってるじゃん。


あーだこーだ悩んでいても意味ないし。