BAD & BAD【Ⅰ】






「突撃お宅訪問が1番手っ取り早いんだから、さっさと行ってさっさと解決しちゃおうよ」


「……今から行こうとか言い出すんじゃねぇよな?」


「もちろん、今から行くつもりだけど?」



桃太郎が恐る恐る問いかけてきたので、私は淡々と返答した。


それがどうかしたの?



平然としてる私がありえなくて、桃太郎の眉が寄せられる。




「もう10時だぜ!?」


「そうだね」


「迷惑極まりないだろ!常識的に考えろよ!!」


「桃太郎に常識なんかあったの?」


「お前よりあるわ!!」


「僕は常識には縛られないフリーダムさを尊重してるだけで、常識がないわけじゃないよ」


「それが迷惑つってんだろ!?」




迷惑って、何が?


何さっきから怒ってんの?

ビタミンちゃんと摂ってる?




「……あっ、そっか、桃太郎の言う通りだね。こんな大勢の不良が夜分に押しかけたら迷惑か」


「やっと気づいたのか!」


「じゃあ、人数を減らして行こう!」


「そうじゃねぇよ!!」