そうなのだ、座って食事をしていると、どうしても淳太君ばかり見てしまって、そして胸がきゅーっと痛みはじめる。

上司たちに励まされる淳太君を見て、いよいよだなんて思ってしまった。





「それなら、僕も手伝うよ」




すっかりキャラ変してしまった赤木さんがあたしから大きい器を取り上げようとする。

そんな赤木さんに思わず言ってしまう。




「赤木さんも主任ですし、上座に行かれたら……」



だが、赤木さんも強くて、



「僕はここで君たちと話していたほうがいい。

今後の親睦にもなるし」



なんて眼鏡の奥の瞳を輝かせて言った。