泡色涙〜星の数の雫〜


…きた!緊張の瞬間だ…。どうか!いい人でありますよーに!


「琴山絢(ことやまけん)先生、お願いします。」


…がーん…!なんで…琴山…


「キャー!琴山先生が担任とか嬉しすぎなんだけど!やばばばば♡」


周りの女子はわーきゃー騒いでいたが私は乗り気にならない…


だって…琴山は…


私を必要以上にいじる!


遅刻してきた事もきっといじるだろう…はぁ…



琴山ヤローは体育の先生で顔もかっこよく、若い。

その上保護者からの受けもよく、私を除く、みんなあいつの事が好きだろう。


「はぁ……」


この後の話はほぼ頭に入ってこなかった。


なんなんだろう。神様は私に恨みでもあるのだろうか。


なんやかんやで始業式も終わり各々とクラスへ帰っていった。


「おーい!芭菜ちゃーん!浮かない顔してどーしたの?」


「架名…なんでうちのクラスの担任は琴山なの?一年間辛いよ…トホホ…」


「まぁまぁ、それよりうちのクラスに転校生が来るらしいよ!」


「え!?まじ!?男!?女!?」


「男、男!楽しみだね!」


「だね!…ところで架名は例のお相手、獅穏と同クラかね?」


「え!?ま、まぁ…ってか芭菜も同クラじゃん!クラス表しっかりみなさーい!」


「はいはーい♪」