泡色涙〜星の数の雫〜

(キーンコーンカーンコーン…)


ん?待って…このチャイムって…


「やばい!始業式が始まった!!!!」


「うわー。芭菜遅刻じゃーん。どーんまい」


「うわわわわ…どうしよ…ちょっと!優汰!あんたも一緒に遅刻するわよ!」


「えー。俺、後でゆーっくり行くからいいよー。先行っててー」



「なに呑気な事言ってるの!?もう…じゃあ先行く!また学校で!」


「はいはい。頑張れよ。お遅刻芭菜さん」


その後に言った優汰の言葉にカチンと来たが、そんな事構ってる暇はない。


「あー!もう!始業式からほんっとついてないんだけどーー!」


私の馬鹿でかい叫び声は住宅街にこだまして消えていった。


そしてその中で優汰が笑う姿も目に見えた。