泡色涙〜星の数の雫〜

私もその姿を見ると…


「…!」


その姿は朝会ったあいつ、そう。『椎梛優汰』だった。


「ゆ、優汰!?転校生…なの!?」


「おう。っていうか遅刻大丈夫だったか?」


「大丈夫じゃないわ!遅刻したのは優汰のせいだからね!?」


「はいはい。ごめんごめん。メロンパン買うから」


「それなら許す…」


朝から大変だ…。

優汰はまさかの転校生だった。

そりゃ名前も知るわけがないよね。


「お、なんだ?淡野と知り合いか?」


「まぁ。昔からの友達ですよ。」


優汰は琴山に向かい適当に会話をした。

…ん?昔からの友達?優汰と私…が?


「ちょっと待てぇい!」


「お、なんだ?淡野。どうした?」


「優汰!昔からの友達ってどーいう…」


そこまで言うと優汰は


「朝会ってからの経緯を話すとめんどいだろ。とりあえず今はそーいう設定でよろしく」


ひっそりと耳打ちをしてきた。