In雷神倉庫






「…趣味悪…」







「確かに。これはねーわ…」







私達は雷神の倉庫に来た。







…は、いいんだけど、何なのここ?!






倉庫というより廃病院だわ…






雷神の倉庫は昔の病院を改装したものらしいが、ものすごく汚い。





「行くか。」






ガッシャーン!








「何だお前たちは!」








何だお前たちはってか、そうです私達が、






「バカなこと考えてねーでいいから行くぞ」







はい、すいません。






てか、何で私が考えてたこと分かったんだ?






「おーおーラリっとるやつばっかやのぉー」






「羽伊、うるさい。」







「よお、SOROMONの皆さん?そして、鬼姫さん…いや、色葉灯ちゃん?」









「っ!」






何で、何であいつが…あいつがここにいるの?!







「なんか仲良しごっこやってたみたいだけど、いい加減戻って来る気になった?」






「誰が…誰があんたのとこになんて戻るか!」









「おー、怖い怖い。でも、時期に戻ってこなきゃいけなくなるよ?」






誰があんたのとこになんて行くか!!








お前がいなければ、、、お前のせいで 父さんと母さんは死んだんだ!







「早く、戻ってこないと…そこにいるSOROMONの子たち殺しちゃうよ?」





っ!…







「灯!そんなやつの話に耳傾けんな!俺らはぜってー負けねーから!!」







…そうだよね…庵たちが負けるわけないよね…





しっかりしろ!私は色葉灯だ!昔の、何もできない灯じゃない!!変わったんだ私は!








「ごめんみんな!」






「やっとか!」







「灯のバカ!早く参加しなさいよ!」






「待ちくたびれましたね。」






「ええやんええやん。」







「ぶっ潰すぞ!」






「「「「ウォォォォォォォォォ!!!」」」」







みんな、ありがとう。





負けないよ。あんな奴になんか!







負けてたまるかってんだ!






「チッ!殺れ。」







武器かよ…流石卑怯だね…京矢お兄ちゃん…







「庵、」





「何だ?…っ!」






「あいつは私にやらせて。」






ごめんね…まだ隠してたことここで明かすね…







「おう。行ってこい!」






!ありがとう







「…京矢お兄ちゃん、」







「お、やっと戻って来る気になった?」







「ごめん。京矢お兄ちゃんのところには戻らない。
SOROMONにも手を出させない。」








フッ…アハハハハハハ






「なら灯、俺を倒すか?」





「うん。」






「鬼姫で来るか?」







「いや、鬼龍で殺る。」





「いいねぇー!…かかってこいよ…」








シュッ、バシッ、ドスッ、ガンッ、ダンッ、…









「はぁはぁ…」







「何?もう疲れたの?京矢お兄ちゃん?」







「バカ言うなよな誰がお前なんかに負けるかよ…」









フッ、もう戻れないのか…










「お前を連れ戻して、またオモチャにしてやるよ…」








ドクン







「い…やだ…やだ…嫌だぁぁぁぁぁ!!」









ガンッ、ダンッ、ドスッ、バシッ、ガシッ、、、










パシッ!








「もうやめろ…お前は…こんな奴のためにお前が手を汚すことはない。………お前は勝ったんだ。」








ストン…





ポロポロ…






「うわぁぁぁぁぁん!」






「お前はもう勝ったんだ。これからは俺らと一緒に生きよう。」







どれだけ泣いただろう。






ずーっと庵は私のことを抱きしめて頭を撫で続けてくれた。







「…庵…ありが、と…」






私の意識はここで途切れた。