In 倉庫





「「「お疲れ様です!総長!皆さん!」」」








「おお」





「ヤッホ」





「お疲れ様です」






「「…こんちは?」」







ざわざわ…「総長たちが女連れてきたぞ…」「あいつら、鬼姫とBluecatらしいぞ!」





うわー今日の事だいぶ噂になってるなぁ







「灯こっち来い。」







「小松ちゃんもねー!」





庵ってば和の事忘れてるし…








「「はーい」」






へー、ここって幹部室無いんだ!







「ここ座れ。」






「はーい」






何このイス!フカフカだー❣







「と、灯…気づかないのか…風見先輩ドンマイです。」






「ああ、ここまで鈍いとは…」







ん?なんの話?






「庵、ここになぜ連れてきたのか彼女たちに伝えなくていいんですか?」







んー?誰だっけ?






「あ、忘れてた」






そーちょー!しっかりしてー!






「灯、と…小松だったか?お前らをここの姫にしたいんだがどうだ?」





姫かぁ、



「和どーする?」






「(風見先輩が可哀想だから)私はいいよー?」







スクッ






「じゃ、お願いします。でも条件だざせてください。和は分かんないけど私は何かあったら戦います。そして私の事について知りえたことは外で話さない。」







「なんや、そんな簡単なことでええんかい。」






関西弁…








「確かにそんなことでいいのですか?」







「ええ。」






てか、だれ?






「あと自己紹介おねがいします。」







「おお〜せやったせやった。俺は愛川 羽伊(あいかわ うい)や。呼び名は何でもええ。幹部やっとんで〜。よろしゅうな」







羽伊か、不思議な名前だな。





「笹木 楓(ささき かえで)幹部。」





短いな。女嫌い?ま、いいか







「で、俺が桜木 睦月。幹部で情報収集が得意だよーん。ヨロピク!」





バシッ!





和さん、叩かないの…





バカップルに言っても意味ないか、お好きにどーぞ






「俺は龍恩寺 快斗(りゅうおんじ かいと)です。副総長やってます。」





快斗さんね…裏の顔有りそう…





「俺は風見 庵だ。総長だ。」






まぁ知ってるけどね?






「私は色葉 灯です。ハッカーの桜木の姫(チェリープリンセス)で、鬼姫です。」





おっと、失礼。だいぶ前に言ったと思うが私はハッカーで、最近やっと世界No.3にまで上り詰めた。







ついでに言うとNo.1は色葉組の情報屋烏 、烏(からす)だ。





そこになんとなーく教えてもらったらできるようになった。






でも、もう上は目指さない。世界No.2は和だし、
No.1は烏だし、もーいっか?






的なノリでやめた。







あ、庵にしか、色葉組だってこと言ってないんだけ?





この際言っちゃおう!





「あと、色葉組の長女です。」






庵以外「「「えぇー!まじかよ…」」」










大袈裟だなあ。






下っ端君たちまで驚かなくてもいいのに…






「私は小松 和です。一応Bluecatって名前で、ハッカーしてます。喧嘩もできるので灯と同じく守られるだけの姫なんてごめんです。」





あ、あれ?和ってば性格変わった?







「灯、私の性格は変わってないよ。どっかの誰かさんが、いるからこうなってるんだよ…」






あらあら、そう言ってる割に顔は優しいけどねぇ?






ガッシャーンッ!







「よー?SOROMONのみなさん?ヒマならおれらとあそぼーぜ?」







「暇じゃねーから帰れ。」






「うおぉい!?一体何なんだ?女連れ込んで!結局はSOROMONもだだの発情期のガキの集まりか?
期待してた俺らがバカだった…」








ん?今の言い方だときみたちSOROMONに随分期待してるんじゃ?







「ねー?きみたち?ホントにSOROMONを潰す気できた?」







みんながすごく意味深な目で見て来るんだけど気にしなーい!






「はぁ?当たり前だろ?」







「嘘だ。どこの族か知らないけどさ、嘘つくならもうちょい嘘上手にならなきゃ。目が泳いでるよー?総長さん?」







本当は何かあったんでしょ?







でなければこんなに優しい人たちが勝ち目のない喧嘩挑むはずがない。







「和、パソコン持ってたよね?かして?」








「あいよー!」









さて調べるか。







「あ、きみたちの族の名前は?」






「なん…「無駄口たたくならコロスヨ?」







「はい。すみません。風神(ふうじん)です。」








風神ねー。








関東No.30か、そりゃ調べもつきづらいわな…









でできた!








「○月○日○時○分毒龍(どくりゅう)に奇襲され仲間である○○、○○、○○以下3名を拘束、人質に取られ脅されてる…あってる?」







「はい…」






「お前らなんでここにきた。」









「俺らは無駄な喧嘩、は嫌いだ。だからできるだけ情報型の族をしていたんだが、さっき言われた奴らは特に風神の中でも重要な奴らなんだ。」






話を聞くと、







風神は情報型の族で、3名は重要な人で、片割れの雷神もいるが、そこは武器、麻薬、なんでもありになってしまったから頼るとこも無くなった。だから最後の望みで、ここにきたと…








「総長はお前か?」






庵?







「おう。」






「幹部以上連れてこっち来い。」







…ここには二階がないけど?どこ行くの?








「灯さんと和さんも付いてきてください。」








快斗さん、絶対感ハンパないっす。








「他のかた。適当にくつろいでください。」







大丈夫なんか?






まだ、敵だよね?






「大丈夫ですよ。そこまで俺たちは落ちぶれてません。」





すみません。




「灯、あなたどうやってここまで綺麗に記録消せたの?」






どうやってってふつーに?







「まぁ、後ででいいわ。」







あれ?みんなが1つの部屋に入ってく








こんなところがあったんだ!







「適当に座ってくれ。」





……………





…沈黙は何この?








「単刀直入に言う。お前ら俺らと手を組め」







まじ?




「庵!本気かよ!?こんな素性もわからねー奴ら!」






「「桜木先輩(睦月先輩)…」」








今は口は出さないでいい。







庵には何か考えがあるはずだ。







私と和からの地味な威圧に黙った桜木先輩。