きゃー!和カッコイイ!ウィッグや服もすごく着こなしてる!






つくづく私がでなくてよかったと思うわ





『おーっと続いてきたのは2年S組鈴木 快斗(すずき かいと)さんです!なっ、なんという事でしょう!今年のコスプレ競争はクウォリティが高すぎる‼️長身の彼がなんとも綺麗な巫女さん衣装を着ています!いったいどうやってあの速さで巫女さん衣装を着たのかなぞです…』







おぉー!アナウンサーすごっ!あんな長文よく噛まずに言えるなぁ







あの巫女さん衣装着てる人って…SOROMONの副総長だよね?






あんな格好して堂々とみんなに手振ってるよ…







神経図太いなあ、尊敬します。





『あ、コスプレ競争に出場した人は後夜祭その格好で出てもらいます。これにてコスプレ競争を終了する。』







まじか、和も大変だわー。






でも、私はいつもの和がいいな」








「おかえり。かっこよかったよ〜」







「なんか複雑だけど、ありがとう〜」





「和さなんか背高くなかった?」





「シークレットブーツ履いてたからだよ。あれで走るの怖い」






あー、だからかぁ。






『これより400m走を行う参加者は召集場所に来てください』






「わーわたしだー!和!行ってくる」






和、に変装解いて学校来ようって言ったらやがるかな?






せっかく和が可愛いことを知ったのに勿体無いよね…相談しよっと






「お前も400m走出るんだ。」






もしや、その声は…







で、出た〜!






「おい、人の顔見て、んなビビんじゃねーよ…」







「2レース目、色葉さん。風見さん。〇〇さん…」









よっしゃー!庵と戦える!







ぶっ潰す!






「何1人で百面相してんだよ…次俺らだぞ…」







「ぜーーったい!庵には負けないもん!」







「…おう」






その間は何?







もしかして怖くなった…






「びびってはいねーぞ?」







バレてやしたか…







さてもうそろそろスタートか…






庵の他は中学時代陸上部だった人か。








ん?なんで知ってるかって?







そんなの風の噂さね…(黒笑)







『ヨーイスタート!』








始まっちゃった!








よし!もうちょっとで庵のことこせる!








グラッ






えっ!?







ドサッ







『おーとここで色葉さん邪魔され転倒!しかしここは不良高なので気にはしません!』








くっそー!あの陸部ヤロー!






カチッ(←スイッチが入った)







絶対巻き返す!







『おー!なんということか!先ほどの走りとは全然違う!色葉さんが巻き返しを図ります!あ、仕返しはやっぱりするのですね…』








はあ?しないわけないでしょ?






転ばされたのに仕返しもしない奴は馬鹿だ!








と、いうわけで派手に転ばせました!









後は庵だけ!









もう少しで…








パァーッン!








『1位は風見 庵さん!惜しくも2位は色葉 灯さん!』








まった負けたー!









ズキッ









あれ?イタイ









「おい、灯、ちょっとこい」







バレたかな?






「分かった…」








イタイイタイイタイ







誰の声!?









バタッ!










「おいっ!灯!とも…」








ごめん…庵…