私達は部屋に戻って来ていた。
「いやー、久しぶりに陽太と楽しい話ができた。」
「確かにな!また来いよ!庵くんも連れて」
「ありがとうございます。僕も灯さんと話せて楽しかったです。」
よくゆうわ!
情報ゲットなんて言ってたくせに!
帰り際
「まだこの情報あいつらには黙っといてやるよ」
「それはドーモ」
全く!何なのよ私のこと知ってどうするってんのよ
はぁ
「ただいま」
あ、夕陽が帰って来た!
「あれ?誰か来てた?」
「なんで分かったの?」
「いつもはしない、匂いがする。」
夕陽って鼻がいいのね
「ご飯にしましょう」
「「うん」」
今日は唐揚げか!美味しそー
「灯、夕陽、話がある。実はな茜音、母さんのお腹に新しい兄弟がいる。性別はまだ分からないがな」
「「本当に!?」」
「えぇ」
新しい家族かぁ
楽しみだなあ〜
楽しくみんなでご飯わ食べた後、私は部屋で考えていた…
『私はこの家にいてもいいの?』
別に今の生活が嫌なわけではない…
むしろ楽しいくらいだ
でも、この家に私だけが血が繋がっていない…
私がいない方がこの家族は幸せになれるんじゃない?
「ボソッ)誰か教えて…」
その夜、私は1人で泣いた。



