In家





「ただいま」





「お帰り。今日は元気ないわねぇ?」





「ちょっと色々ありすぎて…」





本当に頭ん中グッチャグチャ。





「灯、お帰り、ちょっといいか?」





「はい。」





陽太さんについて行くと、組みの連中がいた。






「これから来る奴らを茜音の代わりに私と一緒に出迎えてくれ。」






「はい。茜音さんなにかあったんですか?」







「あ〜、後でゆっくり話そうその時に夕陽も一緒な着替えてこい」






「わかりました。」








家族みんなでなんてよほど重要な話だな…





「遅くなりました。」






「いや、いい」







「風見組組長、若頭到着されました!」





「通せ」






風見組?どこかで聞いたような…?






カタン





「久しぶりだな、陽太。」






「ああ、蒼(あおい)」





目線を上げると、そこには風見先輩がいた






ニヤッ





「ッ!」





なんで風見先輩がここにいるの!?





「父上。色葉のお嬢さんとお話しして来ても良いでしょうか?」





「おお、陽太いいか?」





ちょっ…っまって!






「ああ、灯行って来なさい。」





断れないじゃんかぁ(泣)





「はい。」







パタン






「まさか、お前が色葉組の娘だったとはな、これでまた1つ情報ゲット…だな?」





「そうですね、私も風見先輩が風見組の若頭だったなんて驚きです。」





本当に最近発生するイベント多すぎ!





「その風見先輩ってのやめろ。庵でいい。あと敬語もいらない。」





「分かった。」